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「雨飾山(あまかざりやま)」登山の準備から登山スポットを紹介します。

雨飾高原キャンプ場とは切っても切れない関係にある「雨飾山」。夏は濃い緑と多くの花々が、秋は一面の紅葉を楽しめるスポットとなっています。

今回は、実際に雨飾高原キャンプ場スタッフが、実際におこなった準備と登山の様子をご紹介致します!

雨飾山の基本情報

新潟県と長野県との県境にある、標高1,963mの雨飾山。
登山コースは、

  • 長野県小谷村側の「小谷温泉コース」
  • 新潟県糸魚川市側の「雨飾温泉コース」
の2つがあります。
今回は、「小谷温泉コース」に挑戦しています!

コースの特長
・登山口から山頂までは約3時間30分、帰りは約3時間程のコースとなっている
・起伏があり、中級者の方向けの山である

【準備編】登山にはしっかりとした準備を!

持ち物

食事・飲み物系

スポーツドリンク(2L)、軽食(おにぎり・パン・ゼリー飲料)、塩飴(1袋)

・塩分不足には要注意。キャンプ場には、「足がつった」「軽度の熱中症」の登山者の方がよくいらっしゃるそうです。
・カリウム不足でも脱水症状に陥ります。バナナを持参することもオススメ。
衣料系

タオル、Tシャツ 1枚(速乾性のもの)

その他

熊鈴

・熊との遭遇回避のためにも、欠かせない熊鈴。忘れずに携帯しましょう。
地元登山ガイドおすすめの持ち物一覧

今回持ち物には入っていないのですが、その他に地元登山ガイドの方にあると便利なものをお伺いしました!

・地図(山と高原地図)
・グローブ
・ストック
・軽アイゼン(雪が残っている時の為)
・漢方

山の天気は日々変わりやすいので要注意!

山の天気は変わりやすいと言われており、日々天気予報が二転三転することもあります。天気の確認は必ずおこなってください。

雨飾高原キャンプ場スタッフが利用する天気情報サイト

てんきとくらす

【登頂編】雨飾山は多彩な表情の持ち主だった!

各スポットのご紹介

①増えていく数字

雨飾山には400mに1つ、ポイントの表記があります。 途中でくじけそうになったときも「次の数字まで頑張ろう!」と、一つ一つの目標になるので、スタッフもこのポイントを目標に声を掛け合って山頂を目指しました!

②「荒菅沢(あらすげさわ)」

登山口のスタートから木々に囲まれた登山道をしばらく進んでいくと、急に視界が広がってきます。 この姿が見えると中間地点「荒菅沢」です。 キャンプ場からは山で隠れて見えなかった、     山頂の様子がこの荒菅沢からは、くっきりと見えました! スタッフが登った日(7月18日)はまだ雪が残っていて、登山で火照った身体を冷気が癒してくれました! 思わずスタッフもこの表情(笑)。

③「笹平(ささだいら)」

荒菅沢から雨飾山の尾根を登って「9/11」というポイントに差し掛かると、平坦な登山道にでます。 雨飾山の有名なスポット「笹平」です。 この笹平に来るとゴールはもうすぐ!山頂の姿も大分近づいてきました。 周りの山々の景色も楽しみながら、笹平を進み山頂に向かいます。 平坦な道が登りで疲れた体をリセットしてくれるような気がしました!

④山頂

笹平から続く最後の登り道を登りきると山頂に到着です! 標高1,936mの雨飾山のモニュメントを中心に360度、大パノラマの風景を楽しむことができます。 登山道を背中にして正面には北アルプスの山々が。 登山道を背中にして右手には日本海を見ることができました! こうやって実際に海をみると雨飾山が県境にあり、かつ高いところに登った実感が湧きます。

⑤女神の横顔

先ほどご紹介した笹平。実はただの登山道ではないんです! 一歩一歩確かめながら歩いた登山道の方を振り返ると、登山道が女性の横顔に見えるんです。 別名「女神の横顔」とも言われているそうで、見れば見るほどその姿に魅了されていました。 これぞ頂上についた証といってもいいのではないでしょうか!

スタッフが教える雨飾山登山の注意点

・注意① 木陰は、ぬかるんでいて滑りやすい
・注意② 岩場はグローブがあると安心
・注意③ 休憩をしっかりとる

実際に登ったスタッフに聞いたところ、上りよりも下りがキツく感じたとのこと。日帰り登山を楽しむ雨飾山ですが、時間的にゆとりのある行程と事前準備をおこなってください。